以前のブログで、航空機の見分け方を紹介しました。
ですが、実は、もっと細かい分類があるのです。
次の画像をご覧ください!
これら全部、B737ファミリーの機体なのですが、全然違くないですか!?
一番左と真ん中比べてみて下さい。
ちょっと画像サイズが違うのでわかりづらいですが、左のは短く、右のはかなり長くないですか!?(胴体直径は両者ほぼ同じです。)
また、3枚目の主翼先端、なんか2つに分かれてますね。ぜんぜん違う!
実はこれらの機体は、左から、B737-500、B737-900、B737-MAX8という機種で、同じB737ファミリーでも、用途(何人乗せたいか)や世代(新しさ)によって、様々な種類がいるのです!
B737ファミリー内で、機種の違いを見分けられるようになると、より楽しくなりますよ!!!
というわけで、今日は見分けという観点で、B737シリーズについて紹介しようと思います!
今日紹介するのは
B737-100&B737-200
B737-300&B737-400&B737-500
B773-600&B737-700
B737-800&B737-900
B737-MAX8
です。
順番を前後させつつ紹介していきます。
B737-800&B737-900
左がB737-800、右がB737-900です。
現在飛んでいるB737ファミリーでは、ダントツでこのB737-800が多いです。
B737をみたら-800と思え。そういって過言でないと思います。
というのも、B737ファミリーは現在約10000機が受注されているのですが、そのうちの半数以上の5018機がB737-800受注されています。
実際に今一番見かける世代である、B737 Next Generationの受注は6951機なので、うち70%がB737-800です。(ソースは旅客機年鑑2016-2017)
前回のブログで紹介したのもB737-800です。これを基準にして、他のシリーズを見分けていきたいと思います。
ちなみに、B737-900は、B737-800を少し長くした機体です。
(-800は39.50m、-900は42.10m)
長くしたら多くの人を運べる!と思いたいところですが、実は、非常口の個数から輸送人数に制限があるので、-800と-900で運べる人数に違いはありません。
その分、座席が広いといったところです。
ちなみに、この2機種を見分ける方法を僕は知りません。
基本的に-800で、なんか長いやつは-900(か-900ER)といったところです。
(でも、6%の長さの違いを見抜くのは難しい)
だれか、見分け方分かる人いたら教えてください←
B773-600&B737-700
この2機種は、B737-600、B737-700です。
この2機種も、B737 Next Generationです。(Next Generationは、B737の-600、-700、-700ER、-800、-900、-900ERの6機種です)
単純に言って、-800よりちょっと短いのが-700、すごく短いのが-600です。
見分けるポイントは、主翼上の非常口の個数です。
-800と-900は主翼上の非常口は片側2つあるのですが、-600と-700は片側1つです。
(左はB737-700、右はB737-900。非常口の個数、違いますね。)
-600と-700も、違いは概ねその胴体長です。
-600はホントに短い!短すぎて、なんか、ダサいというか、愛らしいレベルなのが-600です。
一方、-700も短いですが、そこまで違和感はない、でも、主翼上の非常口は片側1つ。
そんな感じで見分けています。
ちなみに、胴体長をまとめると、
-600 31.20m
-700 33.60m
-800 39.50m
-900 42.10m
です。
B737-300&B737-400&B737-500
打って変わって、-300、-400、-500はNext Generationの1世代前、第2世代と呼ばれる機種です。
左から、-300、-400、-500です。
この時期の機種だと、B737の特徴だと紹介したウィングレット(主翼先端が上方に曲がってるアレ)がありません。
まず、この3機種の顔を見比べてほしいと思います。
-400、-500は、ウィングシールド(コックピットの窓)の上に小窓が付いています。まゆげです。まゆげ。
まゆげを見たら、-400か-500です。
-400と-500の見分け方は、再び主翼上の非常口の数です。
-400は第2世代最長の36.40mを誇ります。そのため(?)主翼上には非常口が2つあります。
一方、-500は第2世代最短の31.01m。主翼上の非常口は1つです。
で、残りの-300です。
どうやって見分けたらいいんでしょうね。
特に、-600や-700とはホントに見分けがつきません。
ウィングレットの有無では、あまり判定できません。(後からの改修で付け外しが可能なため。)
基本的に、-300は古い機種なので、余り見かけることがない(僕は直接見たことがない)ので、基本は-600か-700と思っておけばいいかと思います。
ちょっと、ここらへんの情報は、詳しい人教えてくれるとうれしいです。
外見上は大きな変化がないのですが、第2世代からNextGenerationになるにつれて、操縦系統が一新されたり、エンジンを変えたことで燃費効率が8%向上していたりと色々あるのですが。
そういったところはまた別の記事に譲る(というか、旅客機年鑑2016-2017に詳しい)としましょう。
B737-100&B737-200
はい。第1世代のB737-100(左)とB737-200です。
今現在でも就航している期待はあるのでしょうか。共に初飛行は1967年で、生産はそれぞれ1973年、1988年に終了しています。
B737シリーズの一番最初、第1世代の機体です。
特徴といえば、何と言っても、このエンジンです。
なんか、細いし、前後に長いですよね。
このエンジンを見たら、-100か-200と思いましょう。
と言いますが、でも、実際には見たことないです。飛んでるんでしょうか。
-100と-200の見分けはあまり研究していません。見かけないので(笑)
知ってる人がいたら教えてください!
B737-MAX8
最後が、B737-MAX8です。
このこは、B737の第4世代で、B737-MAX7、B737-MAX8、B737-MAX9の3種類があります。
今日紹介するのはこのMAX8です。
まだ商業用路線では運行しておらず執筆現在(2016年10月)では、2017年の就航を目指して開発や型式取得を勧めているところです。
MAXシリーズ(とここでは勝手に呼びます)は、B787の開発で培った技術が導入された機体で、その証拠に、エンジンカウルの後縁はぎざぎざになっています。
(参考までに。左がB737-MAX8、右がB787です。B787の見分け方はこちら!)
B737-MAX8のもう一つの特徴が、ウィングレットです!
これは、スプリット・シミタール・ウィングレット(split scimitar winglet)というものらしく、主翼先端が上下に別れた形をしています。
なんか、これによって、後方乱流を軽減しつつ、揚力を増やすことができるのだとか。
(揚力について:なんか、主翼全体に渡って荷重を再分配するように働き、主翼の翼幅を高めるそうです。旅客機年鑑2016-2017 P80からの引用。僕にはわからん。)
今はまだ就航していないですが、既に2955機も受注されているらしい。恐ろしいぜ!
と言ったところで、今回のB737ファミリー見分けはおしまいです!
まとめ!
一番多い人
-800:一番多い。普通の。見分ける際の基準。まずは、B737-800をしっかり見分けられるようになるといいですね!(ちなみに主翼上の非常口は2つ)
Next Generation
-900:-800より少しだけ長い。(主翼上の非常口は2つ)
-600:Next Generationで一番短い。ずんぐりむっくり。主翼上の非常口は片側1つ
-700:主翼上の非常口は片側1つ、-600ほどずんぐりむっくりじゃない。
第2世代
-400:ウィンドシールドの上にまゆげ。主翼上の非常口は2つ。
-500:ウィンドシールドの上にまゆげ。主翼の上の非常口は1つ。めちゃ短い。
-300:第2世代だけど眉毛なし。-700とほぼ同じ長さ。-600、-700との見分け方は不明。
第1世代
-100&-200:エンジンが細くて長い。主翼後方まで伸びている。一応、-200の方が胴体が少し長い。
MAXシリーズ
MAX8:エンジンカウル後縁がギザギザ。スプリット・シミタール・ウィングレットがついてる(主翼先端が上下2方向に別れてる。)
MAX7&MAX9:こういうのもある。数字でかい方が長い(小さいほうが短い)。MAXシリーズ間での見分けは、就航してから考えます。
最後はおきまり練習問題です。
ここに出てくる機種は、
-100、-500、-700、-800、MAX8のどれかです。
Q1.
Q2.
Q3.
Q4.
Q5.
Q6.
Q7.
答 A1: -700, A2: -800, A3: -400, A4: -100, A5: -700, A6: -MAX8, A7: -700
では!
次はB777ファミリーを見分けてみようかと思いますー。
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2016年10月10日月曜日
1週間働いてみて
こんにちは。
大学で8年半もやってきてからの、社会出て最初の1周間が終わりました。
とりあえず、OnとOffの切り替えが非常に重要だなと感じました。
なれないことを始め、そして、当然うまくいかないという。
僕の場合はですが、そういう状態だと、あれやこれやと考え込んでしまうみたいですね。まあ、そんなのが長く続くわけもなく、Onのときも集中度が薄く、Offのときも休みきれず。
たまたま最初の週末が3連休だったので、日曜はまるまるなにもせずだらだら寝てることにしたのですが。そうやって心身休みきったら、自然とあれやこれや、頭の中が整理されて行く感じがありました。
そこでね、思い出したんです。
よく考えたら、自分の場合、ガーーーーーっと一番研究に集中してるときも、のんびり昼頃から初めて、夜まで集中しきって、で、疲れたら終えて、だらだらツイッターしながら帰る。と、ツイッターしてる時になんか勝手にアイデア湧いてきて、それで翌日また前進するっていう、その感じ。
焦ること無く、自分のペースでやる。Onのときに死ぬほど集中して考え、脳に土台を築き、Offでリラックスしてる時に情報が整理されて、いろいろアイデアが出てくるって感じ。
なんというか、社会に出るから今までと違って頑張らなきゃとか、まずはまわりのみんなのやり方に合わせてとか、よくわからないことを考えていたのです。最初の1周間は自然体じゃなかった。
し、自分の頭で物を考えられていなかった。気がする。
とりあえず、翌週の目標としては、しっかり休む時間を取りつつ、日中に必要な成果を出すこと。
僕は基本的に、思考を停止しがち、休息を削る方向に傾きがちだとは自覚しているので。(しかも、休息削って停止した思考であーーうーするのは非常に意味がない。)
ま、そんな感じで、来週また頑張ろうと想いまーす!
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大学で8年半もやってきてからの、社会出て最初の1周間が終わりました。
とりあえず、OnとOffの切り替えが非常に重要だなと感じました。
なれないことを始め、そして、当然うまくいかないという。
僕の場合はですが、そういう状態だと、あれやこれやと考え込んでしまうみたいですね。まあ、そんなのが長く続くわけもなく、Onのときも集中度が薄く、Offのときも休みきれず。
たまたま最初の週末が3連休だったので、日曜はまるまるなにもせずだらだら寝てることにしたのですが。そうやって心身休みきったら、自然とあれやこれや、頭の中が整理されて行く感じがありました。
そこでね、思い出したんです。
よく考えたら、自分の場合、ガーーーーーっと一番研究に集中してるときも、のんびり昼頃から初めて、夜まで集中しきって、で、疲れたら終えて、だらだらツイッターしながら帰る。と、ツイッターしてる時になんか勝手にアイデア湧いてきて、それで翌日また前進するっていう、その感じ。
焦ること無く、自分のペースでやる。Onのときに死ぬほど集中して考え、脳に土台を築き、Offでリラックスしてる時に情報が整理されて、いろいろアイデアが出てくるって感じ。
なんというか、社会に出るから今までと違って頑張らなきゃとか、まずはまわりのみんなのやり方に合わせてとか、よくわからないことを考えていたのです。最初の1周間は自然体じゃなかった。
し、自分の頭で物を考えられていなかった。気がする。
とりあえず、翌週の目標としては、しっかり休む時間を取りつつ、日中に必要な成果を出すこと。
僕は基本的に、思考を停止しがち、休息を削る方向に傾きがちだとは自覚しているので。(しかも、休息削って停止した思考であーーうーするのは非常に意味がない。)
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